絶対原則としての「世の中そんなに甘くない」
グラビアアイドルになれると思ったらAVに出演させられた。
という悪質なAV会社の実態が明らかになったニュースを目にしました。
こういう会社を取り締まったところでまずこういう会社はなくなりません。あの手この手でうまくやっていこうとするんですから。いたちごっこです。
だから、個人の危機管理能力にある程度は委ねられるしかないんですよね。
「世の中そんなに甘くない」の原則に則って行動すべきだと思うのです。
今のAV業界の女優さんは顔もスタイルもかなりレベルが高いです。芸能人やグラビアアイドルよりも美貌のある女優さんは多いです。AVなんてやらなくていいんじゃない、と思える人、むしろ、芸能人やグラビアアイドルでAVにした方がいいんじゃない、と思う人はいます。
芸能界にしても、グラビア界にしても、AV界にしても、見る側を惹きつけるような魅力を持ったかなり高いレベルの人でないと売れないのです。多少例外もあるでしょうが、高いレベルの容姿が求められるのは当然の仕事というのは言うまでもないのです。
女性なら一度は、一見華やかな芸能界やモデルを夢見るものかと思います。なれるものならなってみたいと。
中学時代の同級生におりました、女子アナになりたいと豪語するこが。
「え、君が?」とツッコミを入れそうになりましたが、その子はクラスでもトップに近い成績でしたし、とても気が強かったのでみんな言えませんでした。
じゃあ容姿の方はというと、うーむ、全くという感じです。ブサイクというほどではないにしろ、その子をかわいいという人は聞いたことがありませんでした。自分でもさすがに一瞬にして「女子アナ」は無理だろ、と思ってしまいました。
ですが、その子はなれる可能性はあるんだと思っているんです。鏡見たことあるのかな、と思ってしまいますが、そういう子は自分の顔が女子アナに足る容姿であるように見えているのです。
そういう人は実際に多いです。自分からすれば、自分の容姿を売るような職に就いて、食っていけるかどうかなんて鏡を見てしまえば一瞬にして分かってしまいます。
あれだけテレビで厳しい業界だと言っているグラビアアイドルを見たことがあるのに、私にもできるという自信が少なからずあるというのはある意味才能です。
スカウトする方も話術が巧妙ですから、女性を落とす殺し文句がいくらでもあるんですよ。そこにそういう華やかな業界にちょっとでも興味があって、それに足る容姿であると思ってる節のある人は簡単に落ちてしまいます。
でも、残念なことにそんなに世の中甘くないんですよ。あなたレベルの人なんて星の数ほどいるんです。特に中途半端に可愛い子はいくらでも。その中で私は頭一つ分出ているんだ、という人を守ることは難しいんです。
スカウトに「かわいいよ、君ならできるよ」と言われてもその瞬間に「いや、私の容姿じゃ無理」と考えられない限りは救えないのです。
同じような服装で、同じような髪型で、同じようなメイクをすれば案外「可愛い」程度の人はたくさんいます。でも、それらを取っ払った時に「芸能界的、モデル界的に可愛い」という人は一握りです。
読者モデルていうのもあって、そういうモデルの範囲もだいぶ広範的に広がってますから、「私でもできちゃうかも」と思ってしまう可能性は高いのが現状ですね。
だから、如何に「世の中そんなに甘くない」の原則に則り、如何に適正な「私の容姿でならどこまでの仕事ができるのか」を考え、そういう仕事を目指すべきでしょう。
見えているのはその業界のほんの一部の華やかな部分だけ。
取り返しのつかないことになる前に、今一度自分の容姿を見直し、客観的に判断する力を身につけましょう。